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2021年度 新人歓迎合宿(八海山)

5月2日 

離京 五日町駅(14:40)~広堀橋(15:20)~鉱山跡キャンプ場(BC)(15:50)

早朝部室に集合し出発、電車で五日町駅へと向かう。五日町駅で長久保OBと合流した後、学生はタクシーに乗り、長久保OBの車の後をついていき、広堀橋へと向かった。広堀橋到着するとすぐに雨が強く降り始めてきた。樹林帯の中で体操を済ませて新人歓迎合宿を開始する。舗装された道を30分ほど歩き、鉱山跡キャンプ場に到着する。雨の中整地を行い、BCを設営して行動を終了した。お茶の時間から岩附OBが入山された。夜の間も雨は降り続けた。

 

5月3日 曇り 5℃

BC(6:15)~930m付近(7:25)~雪上訓練開始1020m(8:00)~雪上訓練終了(10:10)~阿寺山(11:40)~BC(14:15)

雨は止んだが今日は曇りのようだ。BCから水路を下り、広堀川沿いの登山道を進む。前日の雨により、川が増水しており、竜神碑手前で小川をジャンプする事になった。ここから、テープのついた登山道が始まるが、すぐに崩落しかけた不安定なトラバースし九十九折に夏道を登っていく。すぐに竜神碑に到着するが石碑は倒れていた。しばらく夏道を進み、雪が安定した辺りから、ジャバミ沢に移りキックステップをしながら、登っていく。900m付近で休憩をとりその後、少し登り傾斜が強くなった斜面で雪上歩行を行う。途中で西出OBが合流した。しばらく歩行練習した後、休憩をはさみ雨具に着替え、滑落停止を行った。上級生が見本を見せて、その後1年生が何回か行ったが、足が雪面についてしまったり、自分で止められなかったりした。滑落停止が上手くいった人から順番に終了していった。ジャバミ沢の上部は傾斜がきつく、上級生は下級生の下に着きながら、登っていく。1350mから傾斜が緩くなり、しばらく歩くと阿寺山に到着した。山頂では、西出OBが持ってきた八海山の甘酒を全員で頂いた。その後、集合写真や個人写真を撮影した。阿寺山一面は、真っ白な銀世界で覆われていており、美しい冬景色が広がっていた。トレースをたどり下山する。途中ジャバミ沢の上部を慎重にクライムダウンした後、1000m付近から夏道に合流する所まで駆け下り、BCに帰幕した。夕食後西出OBが下山された。深夜には小島OBが入山された。

 

5月4日 晴 7℃

BC(5:55)~900m付近(7:05)~1300m付近(8:10)~神生池(9:25~五龍岳(10:00)~入道岳(10:30)~BC 先発隊(12:45)・後発隊(13:0)

新入生も朝の準備の流れを覚えたことで余裕をもって出発することができた。スタート後は前日と同様、850m付近まで登山道を登り、そこから雪渓を登っていく。900m付近で石川が体調不良により登頂を断念し、長久保OBの付き添いによりBCへ下山した。

他の部員は阿寺山手前の1400mから入道岳方面に進む。高低差の少ない五龍岳までの稜線は途中所々に夏道が出ている。また五龍沢側にすでに崩れたであろう雪庇状の残雪が残っており、登りでは危険と判断し夏道から登っていく。五龍岳直下の斜面で山頂を巻き、入道岳までの急登を登っていく。新入生はつらそうな顔をしていたが最後まで登り切り、無事に入道岳登頂を果たした。山頂では小島OBの差し入れでミカンの缶詰を頂き、疲弊していた新入生にも再び活力が宿ったようであった。

下山を開始する。五龍岳からの稜線は下山時には雪が安定していることから、夏道ではなく雪上を忠実に進む。二ノ池付近まで全員で行動し、買出しのため先発隊の石井と坂入、岩附OBは先に駆け下る。前日苦戦したジャバミ沢の上部は1年生の上達と気温が高くなったことも相まって、慎重ではあるが順調に下る。後発隊も無事にBCへ帰幕した。体調を崩していた新入生の石川も体調が良くなっていたようであった。

 

5月5日 曇

BC(8:25)~広堀橋(8:45)

 

朝食を済ませ、テントを撤収したのち新入生のパッキングを上級生が指導し出発する。緩やかな舗装道を下り、広堀橋にて体操をして合宿を終了した。

 


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東京農業大学 常盤松会館本館3F 農友会山岳部