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2022年度 夏山合宿

期間:2022年8月11日~8月24日

場所:北アルプス 剱岳定置~上高地縦走

 

8月11 

室堂:20)〜雷鳥沢キャンプ場1025)2480m110)剱御前小屋13:05)剣沢キャンプ場130)

 早朝バスで富山駅に到着し、渡邊OGと合流後電車で立山駅へ向かう。山の日ということもあり立山駅は大変混雑しており、ケーブルカー乗車に2時間ほどの足止めを食らった。ケーブルカー乗車後はバスに乗り継ぎ室堂へ到着する。室堂で準備体操を済ませ、雷鳥沢キャンプ場まで舗装された石畳の道を進んでいく。キャンプ場から剱御前小屋までは九十九折りの急坂となる。2480m付近から1年の神山が重荷により遅れ始めたため、荷抜きを行う。互いに励ましながら剱御前小屋に到着した。休憩後、ガレ場を慎重に下ると剣沢キャンプ場に到着する。到着後すぐにテントを設営し、行動後のお茶とともに渡邊OGから頂いたバウムクーヘンとカルピスで英気を養った。その直後から石井の体調が悪くなり、発熱がみられた。

 

8月12日 3℃ くもり

剣沢キャンプ場(7:00)~雪上訓練開始(8:00)~雪上訓練終了(9:40)~剣沢キャンプ場 

 本来は真砂沢キャンプ場に移動する予定であったが、石井の体調が良くならないため真砂沢キャンプ場には移動しないことにした。残りの部員で渡邊OGと雪上訓練を行うことにした。しばらく下ると剣沢に到着し、スパッツ、オーバー手を着ける。平蔵谷出合付近でコンティニュアスとスタカットの訓練を行った。雪上訓練を早めに終了し、BCに戻る。ここで渡邊OGは下山された。昼頃に高野OBと岩附OBが入山された。石井は熱が下がらないため、岩附OB、剱御前小屋付近で待機していた渡邊OGの付き添いで、下山することになった。残りの部員は米の量を減らすことや、冷蔵庫のチェックをした。 

 

8月13日 13℃ くもり

剣沢キャンプ場(6:30)~2000m付近雪上訓練開始05雪上訓練終了9:40~真砂沢ロッジ(BC)(10:30) 

 朝は曇り気味だが若干の晴れ間が見える天気であった。速やかにテントを撤収し真砂沢ロッジへと向かう。剣沢キャンプ場から小屋を通って剣沢雪渓へと降りていく。キャンプ場から剣沢雪渓まではしばらくガレた道を進み、その後トラバースして行った。トラバース後、急な斜面でロープがある場所もあり、重荷での移動であったので注意しながら進んだ。しばらく進んだ後、雪渓がつながっている場所の手前でスパッツ、オーバー手袋、ピッケル、日焼け止め、サングラスをつけて雪渓に降りた。雪渓はギリギリ踵が入るくらいの硬さで晴れ間が見えていたためか昨日より柔らかく感じた。約2000m地点まで雪渓を降り、急な斜面で雪上訓練を開始した。まずは雪上歩行から行ったが雪が硬く、皆今までの雪上訓練より苦戦しているようであった。1時間ほど歩行の訓練を行なった後、雨具を着て休憩し休憩後に滑落停止訓練を開始した。雪は硬かったが皆快調に滑落停止訓練を行なっていた。10回ずつ滑落停止を行った後、休憩をとり真砂沢ロッジへと向かった。しばらく雪渓を進みピンクのテープが見えたところで夏道へと入った。しばらく進むとまた雪渓に戻り、ピンクのテープに沿って進むとまた夏道へと戻る。また、5分ほど進むと真砂沢ロッジに到着した。この夜齊藤OBが入山された。 

 

8月14日 12℃ 曇後雨 

BC(5:00)~源次郎尾根取り付き(5:40)~Ⅰ峰(9:10)~Ⅱ峰懸垂下降開始(10:00)~剱岳頂上(11:40)~熊ノ岩(15:30)~BC(17:00)

 BCを出発し、剣沢雪渓を登っていく。源次郎尾根の尾根ルート取り付きに到着後ハーネス・ヘルメットを装備し大岩までの急坂を進む。この日は岩全体が濡れていたため、慎重に足を進めた。大岩で福島が先行して1本目のⅰⅹを張り、その後はハイマツ帯を登っていく。しばらくすると連続した岩場に到着し、鈴木が先行して2本目のⅰⅹを張る。1つ目の岩を超えたところで先行パーティがいたためここで一度ピッチを切り、先行パーティ通過後に再度鈴木が3本目のFixを張った。その後は浮石の多い岩稜を落石に注意しながら進み、雨で濡れた岩場で高野OBが先行して4本目のFⅰⅹを張った。しばらく登るとⅠ峰に到着する。Ⅰ峰からはクライムダウンでコルまで下る。コルからは浮石も少なく、歩きやすい道となりⅡ峰に到着する。Ⅱ峰からは30mの懸垂下降でザイルダウンを試みるが霧で先が見えないため、繰り出しながらの懸垂下降を行う。なかなか上手くいかず手間取るが、なんとか全員下降した。ここからは浮き石が多くなり、足元に注意しながら頂上を目指した。途中雨が降り始めた雨具を装備し、しばらくガレ場を登っていくと頂上に到着した。霧で何も見えなかったが、齋藤OBからみかんゼリーが疲れた体に染み渡った。長次郎雪渓左俣から熊ノ岩へ進むが、霧が濃く30m先がやっと見えるほどであったため高野OBが先行してFixを張り後続が懸垂下降をする体制となった。本目は雪渓をトラバースした後に下降し、本目は途中からガレ場へと下降した。少しガレ場を下り、雪渓に上がって3本目、本目、5本目をいずれも高野OBが張った。本目で福島が先行して雪渓をトラバースして下り、本目、本目を張った。少し歩くと熊ノ岩に到着し、ここからは霧のかかった雪渓を慎重に下っていく。雨が降り雪渓が硬かったため想定より時間がかかった。この夜、西出OBが入山された。 

 

8月15日 14℃ 曇後雨 

BC(6:30)~2200m(7:50)~Ⅵ峰Cフェース取り付き(9:25)~BC(11:00)

 事前に天候が悪くなることは把握済みであったが念のため登攀具を持って出発する。また、出発時にスパッツ、オーバー手袋つけた。長次郎谷出合あたりから雨が降り始め、次第に強くなっていく。ここで高野OB、齊藤OBが下山された。Ⅵ峰ではAフェースとCフェース取り付きを偵察に行ったかなり岩が濡れていたためⅥ峰登攀は断念したが、16日は八ツ峰上半へ行く予定であるため上級生はⅥ峰の位置や様子を把握することができた。長次郎谷からBCまでは雪渓を駆け下る練習を行った。 

 

8月16日 18℃ 曇後雨 

BC(5:00)~Ⅰ・Ⅱ峰間ルンゼ(6:10)~Ⅴ・Ⅵのコル(7:20)~Ⅵ峰(8:40)~Ⅵ峰小ピーク(9:00)~Ⅶ・Ⅷのコル懸垂地点(10:10)熊ノ岩基部(11:55)~BC(13:00)

 どんよりした雲が空を覆う1日の始まりであった。体操を速やかにすませBCを出発した。夏道を進み剣沢雪渓へと出て、長次郎谷出合まで雪渓を詰めて行く。長次郎谷出合はスノーブリッジになっていたため岩場に沿って際を進んで行った。長次郎谷に入りしばらく進むと雪渓が崩れているため岩場から進んでいく。20分ほど岩場を進んだ後、雪渓へと再び戻り進む。ガスが濃くなりⅤ・Ⅵのコルが見えなくなるが一瞬の晴れ間などで確認しながら進んでいく。熊の岩基部の雪渓が平坦になる辺りからブッシュ帯に踏み跡が見えるためそちらへと入って行く。トレースを辿っていき、急なガレ場を登るとⅤ・Ⅵのコルに到着する。ハーネスやヘルメット、ロープを準備した後、休憩を取った。休憩後、福島がリードでFixを張った。しばらく中間支点は見当たらなかったが安定した足場であり10mほど登った後、つ目の支点をとった。その際、福島がピッケルを落としたが無事回収することができた。つ目の支点をとった後は支点がいくつかあり、トラバースを挟んで少し登った地点の木の根で終了点を作った。後続Fixで登り終わった後、岩附OBが最後に登った。福島、岩附OBでFixを回収している間に鈴木、神山、西出OBでⅥ峰へと進んでいった。急な斜面を登って行くと懸垂支点が見え、Ⅵ峰ピークへと着いた。懸垂支点にロープを張り三ノ窓側に25mの懸垂下降を行なった。しばらく登ると大量の捨て縄が巻かれた岩が見え、小ピークに着いた。懸垂支点は安定していたので捨て縄は追加せず、小ピークから三ノ窓側に50m懸垂下降を行った。ピナクルにロープが引っかかり、懸垂下降に少し時間がかかった。Ⅵ・Ⅶのコルから踏み跡を辿って行くと左側に凹角の岩が見えたが右側にも踏み跡があったため福島と西出OBで踏み跡の方を確認しに行った。しかし、そちらはクレオパトラニードルへ向かう支点あったため凹角の岩場を登って行った。しばらく簡単なクライミングを繰り返し、少々高度感のある岩を乗り越え、平坦な道を進むとⅦ・Ⅷのコルへの懸垂支点が見えた。Ⅶ峰のピークは気づかず通過していた。懸垂支点から2回の25m懸垂を行った。霧がかかっていた点や時間的な面を考え八ツ峰の頭までは行かずに長次郎谷から帰幕することにした。八ツ峰の頭を正面に左側へトラバースしていくと懸垂支点があるためそこで25mの懸垂下降を行なった。懸垂後、雪渓と岩の間のガレ場を下りて行った。しばらく進むと雪渓を横切った先に下まで続いていそうなガレ場があったためそガレ場を下って行く。下っている途中、晴れ間が見え、遠くの空に青空が見えた。熊ノ岩が右前方に見えたため雪渓へと降り、熊の岩基部まで駆け下り休憩をとった。休憩後、緩やかな雪渓を駆け下りBCへと帰幕した。BC帰幕後、土砂降りとなりテントを雨の流れない位置へと移動させた。 

 

8月17日 18℃  

室堂(9:20)〜雷鳥沢キャンプ場(10:25) 〜剱御前小屋(13:05)〜剣沢キャンプ場(13:50)

雨が降る中、真砂沢キャンプ場を出発した。出発後すぐに雨風が強くなる。重荷と格闘しながら剣沢雪渓を登っていくと夏道に合流する。ピッケルをしまい、沢のように水が流れる登山道を濡れないように慎重に進んでいく。剣沢小屋を超えたあたりで箇所沢が出来ており、渡渉をする。剣沢キャンプ場へ向かう途中、再び入山した石井と合流し、土砂降りの中剱沢キャンプ場へ到着した。素早くテントを設営し、ここで西出OBが下山された。雨風が強くテントの雨漏りが酷かったためこの日はツェルトをテント内に張り、ラジウスで濡れた衣類等を乾かした。翌日は引き続き天気が悪そうであることに加え、雨続きで疲弊した体を休めるため、荷下げ行う停滞とすることにした。

 

8月18日 11℃ 雨 

【荷下げ組】剣沢キャンプ場(7:50)〜剱御前小屋(8:35)〜雷鳥沢キャンプ場(9:20) 室堂(1:0)〜剱沢キャンプ場(10) 

 昨日よりは弱かったが雨は降り続いていた。昨日までの疲労とホテル立山の開店時間を鑑み、遅めの朝食とした。石井、福島は荷下げの荷物を詰め、岩附OBと室堂へ向けて出発した。鈴木、神山はテントで待機していた。剱御前小屋までガレた道を、翌日進む別山への道を確認しながら進んでいった。剱御前小屋で福島の荷抜きを行った。川のようになっている雷鳥坂を快調に進んでいき50分ほどで雷鳥沢キャンプ場へ着いた。雷鳥沢キャンプ場で休憩をとり室堂まで進んだ。室堂で荷下げの荷物の受付を行なった。サブザック二つ、ピッケルを入れられるほどの細長いダンボール1つの計3つを輸送し1つ1700円で合計5100円であった。速やかに輸送の受付を済ませた後、岩附OBに縦走の激励を頂き別れた。室堂を出発する時も雨は降り続いていた雷鳥沢キャンプ場からは少し木道を進み、雷鳥坂へと進む。雷鳥坂を登りきり、剱御前小屋で休息を取りBCへと向かう。ガレた岩場を下り予定より遅くBCへと到着した。その日の夜はSD牛タンカレーに舌鼓を打った。 

 

8月19日 8℃ 晴 

剣沢キャンプ場(5:40)~~別山(6:55)~真砂岳(7:40)~雄山(9:00)~一ノ越(9:40)~獅子岳(11:50)~五色ヶ原(13:30) 

 久々に青空が見え、意気揚々と縦走を開始した。順調に剣沢キャンプ場から別山まで登る。別山では快晴の剱岳をバックに1、2年生の写真を撮影した。真砂岳を通過し、富士ノ折立への急坂を登る。雄山では槍ヶ岳や富士山まで見渡せた。雄山から一ノ越への急な岩稜を下る。このあたりから日差しが強くなり日焼け止めを塗る。獅子岳付近では梯子や鎖など危険な個所がいくつかあり、上級生が年生の下に入って進んでいく。獅子岳からザラ峠へ下り、登り返すと五色ヶ原へ着く。五色ヶ原到着前から少しガスがかかる。到着後は、連日の雨で濡れた衣類やシュラフ、靴を干したが雲がかかり始めていたため完全には乾かなかった。 

 

8月20日 13℃ 曇後雨 

五色ヶ原キャンプ場(5:20)~鳶山(6:5)~越中沢岳30スゴ乗越小屋1135 

 昨夜は晴れ間も見えたが朝になると一転どんよりと曇っていた。午後からの雨予報を受け早めに朝食を済ませ、速やかに撤収を行い出発した。緩やかな木道を通り山荘を南側へに進んでいく。しばらく緩やかな坂を登っていくと鳶山に到着し休憩した。休憩後、緩やかな上り下りを繰り返し、休憩を挟んで緩やかな坂をしばらく登ると越中沢岳に到着した速やかに写真を撮り急な坂を下って行く。上り下りを繰り返すうちに雨が降ってくる。スゴの頭からは岩が濡れるため気をつけながら降って行く。さらに雨風は強くなり、川のような登山道を登ってスゴ乗越小屋に辿り着いた。土砂降りの中行動したため、昨日乾かしたものが再び濡れ、ラジウスで乾かした。雨は夜になって一層強く降っていた。 

 

8月21日 13℃ 曇後晴 

スゴ乗越小屋(6:20)~北薬師岳(9:30)~薬師岳(10:40)~薬師小屋(11:20)~薬師峠キャンプ場(12:30) 

 出発時にはまだ小雨が降っていたため、雨具上を着て出発する。行動開始後、少しだけ日が差し、気温が高くなってきたため雨具を脱ぐ。ここで、昨日の雨風の疲労が取れず福島が遅れ始めたため荷抜きを行う。ガレ場を進むと間山に到着し、その後も順調に進んでいった。樹林帯を抜け岩稜帯を登っていくと、北薬師岳に到着する。北薬師岳からはしばらく岩稜帯のアップダウンを繰り返し、薬師岳と進んでいく。薬師岳頂上では一時的にガスが取れ、景色を見ることができた。薬師小屋で休憩を取り、薬師峠キャンプ場まで進んだ。キャンプ場に着くと日差しが出始め、濡れたものを干し外で日光を浴び休憩を取った。ようやくしっかりと乾かすことができた。 

 

8月22日 12℃ 晴後曇 

薬師峠キャンプ場(:2)〜太郎山(50)北ノ俣岳(20)〜黒部五郎岳(100)~黒部五郎小屋(12:20) 

すっきりと晴れ渡っている中、薬師峠キャンプ場を出発し、木道を進んでいく。太郎平小屋まではなだらかな道が続き、過ぎると緩やかな登りとなる。登りきると太郎山に到着する。その後木道がなくなり、少しの下りを挟んだ後にさらに登っていくと北ノ俣岳に到着する。ここから先はガレ場と岩場のアップダウンが続く。その後、少し砂利道の下りとなり、ここでの休憩時に石井が携帯していたデジタルカメラのバッテリーが切れ、予備バッテリーが連日の雨で錆びて使用できなくなっていることに気が付く。やむを得ず石井の携帯電話を起動し、黒部ノ肩への急坂向かう。このあたりから霧が濃くなり、先の様子が確認できなくなった。順調に足を進め黒部ノ肩に到着し、ここに荷物をデポし山頂へ向かった。下山は霧で道の確認が出来ないことと隊の疲労度を考慮し、カールルートを行くこととした。カールルートは少しザレた急な下りとなり、慎重に下っていく。途中から歩きやすい岩場となる。小川を渡渉する場面もあったが、しばらく下ると眼下に小屋が見え始め、一気に小屋まで下った。 

 

8月23日 13℃ 後晴 

黒部五郎小屋(15)〜三俣蓮華岳(10)双六岳(25)〜双六小屋(110) 

 朝は霧が濃く数m先も見えないほどであった。小雨も降っていたため雨具を着て出発する。小屋を過ぎ看板通りに進んでいく。いきなりの急坂を進んでいき50分ほどで森林限界を抜け稜線にでる。で視界は悪いが登山道に沿って進む。緩やかな坂を登って行き三俣山荘への分岐を通過した後、しばらく進むと三俣蓮華岳の山頂に辿り着いた。速やかに写真を撮り双六岳へ進んでいく。緩やかなアップダウンを繰り返すと双六岳へ到着した。その後、緩やかな広い尾根を下った後、急な下りを少し進むと双六小屋に到着する。午後になると晴れ間が見え、気持ちの良い風も吹き、最終日に向けて装備を干すことができた。 

 

8月24日 11℃ 曇後晴 

双六小屋(4:40)~樅沢岳(5:10)~硫黄乗越(5:35)~千丈沢乗越(7:25)~槍ヶ岳山荘(8:30)~槍ヶ岳(8:50)~ババ平(11:40)~槍沢ロッジ(12:10)~横尾(13:20)~徳沢(14:35)~明神(15:35)~上高地(16:30) 

 ラテルネをつけて出発する。西鎌尾根では南西から風吹き続けているため、西側を歩くときは風にさらされた。千丈沢乗越あたりから小雨となったため雨具上をつける。千丈沢乗越から槍ヶ岳への急坂を登ると槍ヶ岳山荘に着く。荷物を置き、槍ヶ岳頂上への岩稜を登る。頂上では雲海が広がりブロッケン現象を見ることができた。最高の景色を夏合宿のラストに見ることができ、隊の士気も一気に高まる。山荘からは槍沢の急坂を下る。下っている途中で日差しが強くなり、気温も上がる。途中で足をくじいてしまう者がおり、薬品箱で応急処置をする。急坂が終わると上高地までは平坦な林道が続く。明神館で挨拶をした際にソフトクリームを頂いた。ソフトクリームは疲弊した体にとても沁み、全体の士気が上がる。上高地到着後はすぐにバスに乗り夏合宿を終了した。


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東京農業大学 常盤松会館本館3F 農友会山岳部