· 

2023年度 耐寒合宿

期 間:2023年11月18日~11月19日

場 所:御坂 三ツ峠 屛風岩

 

 

行動概要:11月18日 入山 屏風岩付近(BC)~屏風岩登攀~BC

19日 下山 BC~屏風岩登攀~BC~三ツ峠グリーンセンター

 

11月18日 曇

BC(6:10)~馬返し(7:10)~屏風岩(8:00)~登攀終了(16:00)~BC(16:30)

前日の夜に離京し、三つ峠駅から達磨石下部の駐車場にてテントを設営した。翌朝、各自で用意した朝食を摂った後、テントを撤収して岩の影にデポした。その後、体操を軽く済ませて屏風岩に向けて出発した。軽荷もあってか快調に進むが、40分ほどして大場が靴擦れを起こし、進行が遅くなる。馬返しでテーピングをし、そこを超えると霜柱混じりの登山道になった。屏風岩に着くと3パーティほどの人がいた。一般左ルート付近の邪魔にならない場所にザックを置き、毛手袋を着用し、ヘルメット、ハーネス、アイゼンをつけた。風が強く日差しもあまり入らないため肌寒く雨具も着用した。一般左、右ルートでトップロープを張った。毛手袋はグリップが効きづらく、登攀中もビレイ中もその感覚に戸惑った。トップロープを張った後、岩附OBと合流した。岩にはアイゼンのひっかき傷が明瞭に残っており、アイゼンで足を置ける場所や立ちこむ意識を養えた。登攀は一般左、中央、右の3ルートで行った。左、右ルートではロワーダウン、中央ルートは懸垂下降も含めた登攀の流れを行った。登攀が終わると、毛手袋をしたまま登攀具一式を片付け、BCへ向かって出発した。ここで岩附OBは木無山方面へ下山された。八十八大師で毛手袋、雨具を脱ぎ、駆け下りを始めた。大場は靴擦れを忘れさせるような速さで下った。BCに到着すると、団装をまとめテントを広げた。お茶の準備を始めたところで酒井達が合流しテントを設営した。その後お茶を飲み今日の行動を終了する。

 

11月19日 晴 2

BC(5:10)~馬返し(6:15)~屏風岩(7:20)~マルチピッチ開始(10:30)~天狗の踊り場(12:45)~山頂(14:45)

~屏風岩(15:40)~BC(16:50)~三ツ峠グリーンセンター(17:30)

朝食を取りテントを撤収しデポした後、屏風岩へ向かう。馬返しで休憩中に齊藤OBと合流した。屏風岩到着後、ヘルメット、ハーネス、アイゼンを装着し、雨具の上も着用した。準備終了後、一般左、右にトップロープを張り、上級生のビレイのもと1年生は一般ルートを2~3本登った。左、中央、右が全て登攀中だった際、福島=山下のパーティはリーダーピッチを登攀した。その後3パーティに分け、一般ルート右と中央からマルチピッチを開始した。1ピッチ目は神山=佐藤、福島=酒井=齊藤OBの2組が一般右から、鈴木=大場=山下は一般中央から登攀を開始した。一般右ははじめが核心の為、リードをよく見て足を置く場所を検討しておく。核心を過ぎればスタンスも豊富にあるため、時間をかけないように登る。2ピッチ目はNo.10.5クラック取り付き地点までトラバースする。距離自体は短いものの不安定な箇所があるため慎重に進む。3ピッチ目では神山=佐藤、福島=酒井=齊藤OBはサンドイッチから登攀を行った。鈴木=大場=山下はNo.10.5クラックから登攀した。ザックを背負ったままではクラックの隙間をくぐれない為、適宜自分の体の前にザックを引き上げて登る必要があった。第二バンド到着点はホールドがあまりなく、体を引き上げるのに苦労した。4ピッチ目はNo.16クラックから第三バンドまで向かった。5ピッチ目はNo.18クラックで第三バンドから天狗の踊り場まで登り、安定した場所でピッチを切った。全員の登攀終了後、アイゼンを外し頂上へ向かう。頂上で写真を取った後、アイゼンを再度装着し、懸垂下降で屏風岩取り付きまで降りる。途中で登攀中のパーティと重なった為、落石に注意し、ザイルも絡まないように懸垂下降を行った。取り付きまで降りた後、アイゼン、ハーネスを外し、装備を整理して下山を開始する。昨日と同じく八十八大師まで下りた後ヘルメットや雨具を外して駆け下りをした。駆け下り中に日が傾き始めた。BCでデポしていた装備を回収した後、ラテルネを装着しグリーンセンターまで駆け下りをした。グリーンセンター到着後に体操を行い、合宿を終了した。

 

 

期 間:2023年12月2日~12月3日

場 所:富士山 御殿場口

 

 

行動概要:12月2日 入山 御殿場口新五合目~日の出館

3日 下山 日の出館~3250m大タルミ沢~御殿場口新五合目

 

12月2日 晴

新御殿場口新五合目(6:25)~1850m(7:25)~四合(8:40)~2690m(9:55)~2900m(11:20)

~日の出館(12:00)

パッキングを済ませ着替えやごみをデポし、体操をして行動を開始した。晴天の中ブルドーザー道を進んで行く。この日は晴天であったため、目印となるポールが良く見え、迷うことなく進んで行くことができた。山下が朝からSPO2が92と低く、歩いている間も苦しそうであった。30分ほど進んで行くと、井上監督、西出OB、丸山OGが下の方に見え、追いついてきた。しばらく緩やかなブルドーザー道を順調に進んで行く。1850m付近で休憩中、雪がちらつき始めたが一瞬であった。歩いていると大場が靴擦れを起こし、丸山OGも靴擦れを起こしたのでテーピングを巻いた。気温がだいぶ下がってきたのでオーバー手袋と雨具の上を装着した。休憩中は皆寒かったため体を動かしてしのいだ。しかし、歩くと暖かくなってきて丁度良い。歩いているとき髪の毛が白くなっていたことから気温が氷点下に達し、非常に寒いことがうかがえた。六合目で大きく道を蛇行して進んで行き、地面に雪が見え始めたのでピッケルを取り出した。段々と曇りはじめ、視界も悪くなってきたため先頭と離れすぎないよう注意しながら進んでいく。途中硬い雪を登るときは蹴り込んでいき、慎重に進んだ。七合を過ぎると、緩やかにトラバースしていき、日の出館に到着した。テントを張るスペースを確保するため、スコップとピッケルを使い小屋脇にたまった雪を掘っていく。最後に一列に並び、踏みつぶして雪の塊を崩していった。テン場は雪が少なく、ペグがすぐに抜けてしまうため木のポールなどを利用しながらテントを固定した。最後にお茶を飲んでこの日の行動を終了した。辺りは真っ暗な中、20時頃に岩附OBが入山された。就寝前に、気温が低く寒かったため毛下着を着用した。

 

12月3日 晴 -11℃

BC(7:20)~3250m大タルミ沢(7:45)~雪上訓練終了(12:40)~BC着(13:00)~BC発(13:30)

~宝永山分岐(14:00)~御殿場口新五合目(14:45)

 

昨日と同じく気持ちよく晴れており、雲海のようなものも見られた。昨日着た毛下着を着用したまま雨具上下、スパッツ、目出し帽、毛手袋、オーバー手袋、サングラス、アイゼンを装着する。ビーコンの電源を入れて装着し、日焼け止めを塗り出発した。風が強く、かぶっている雨具のフードが取れてしまうほどだった。丸山OGが前日夜から風邪気味で、38.0度の高熱が出たため朝食後、丸山OGは下山された。日の出館から、ザレている箇所が所々ある雪道を進む。道中もとても風が強く、時折突風が吹いたが前傾姿勢で耐えながら進んだ。また、早朝で気温が低かったため、クラストしていた。1年生はOBの方々に雪斜面でのアイゼンでの足のつき方や歩幅について指導を受けながら歩く。わらじ館を過ぎて大タルミ沢に到着する。大タルミ沢も所々土が見えていた。すぐさま雪上歩行訓練を開始した。1年生にOBや上級生が一人ずつつき、丁寧に雪上歩行の指導を受けた。休憩をとり、少し上に登って滑落停止訓練を何度も行う。ここでも雪面がクラストしており、緊張感を持って訓練をすることができた。次にハーネスとヘルメットを着用し、コンティニュアスとスタカットの訓練をした。これも、1年生はOBや上級生と一対一で指導を受けることができ、手順やビレイヤーの姿勢について細かく指導を受けた。ピッケルで確実なセルフビレイをとる難しさを実感した。現地での実際の時間感覚や、自分の不足していた知識、体力的な不足の認識などを補うことができた。ここで高野OBが入山された。次にFix講習に移る。Fixロープの通過、さらに上級生は、その回収も行った。晴れてはいたが風が強く、少し待機しているだけでも身震いしそうである。ビーコンやプローブ、スコップを使った雪崩捜索訓練は時間が押していたためできなかったが、ハーネスを外した後、最後に耐風姿勢の練習をしてBCへ戻った。アイゼンを外し、テントを撤収する。再びアイゼンを着用して20分ほど下った宝永山への分岐点で、アイゼン、雨具上下、目出し帽、ヘルメット、毛手袋、ビーコンを外して再び下る。ここから下は雪が無い。日が照る中、大砂走りを一気に駆け下り、御殿場口新五合目に到着する。ここで合宿を終了する予定だったが、鈴木と高野OBがゲートまで間違えて行ってしまったため、他の者もそこまで下る。先に下山して井上OBの車で休んでいた丸山OGとも合流し、全員で体操を行って写真撮影をした後合宿を終了した。


〒156-0054 東京都世田谷区桜丘1-1-1     

東京農業大学 常盤松会館本館3F 農友会山岳部