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2020年度 日ノ岳稜、小同心クラック

2月24日 晴

美濃戸口(5:00)〜行者小屋(7:30)〜ショルダーリッジ右取り付き(9:20)〜赤岳の肩(13:30)〜赤岳山頂(13:50)〜行者小屋(14:45)美濃戸口(16:05)

  ヘッドランプをつけ出発する。赤岳山荘までの林道は凍結していて滑りやすい。6:30頃から明るくなり始めヘッドランプを消す。2時間30ほどで行者小屋に到着してハーネスとヘルメット、アイゼンを装着して文三郎尾根を登り出す。急登を登り終えたところで、主稜取り付きへのトラバースする地点と同じところから、トラバースするが主稜の尾根が思いの外、下まで伸びているので登山道近くの灌木で懸垂をして、主稜の末端を下から巻く事にした。少し登り返し、ショルダーリッジ右に取り付く。

1p2m程の垂壁から凹角を登り灌木でピッチを切る。20m

2p灌木が疎らにある草付きの斜面を50m登る

3pそのまま、後続をグリップビレイで沢をトラバースしてもらいピッチを切る20m

4p垂壁に近い凹角を10mほど登る。岩が脆く残置支点が無いためカムとピナクルハイマツなどで支点を作成するが信用できない。岩壁を乗越して開けた斜面でピナクルに支点を作成してピッチを切る。50m

5p尾根右側から、浅いルンゼを進む。カムとピナクルで支点をとりながら高度を稼ぐ落ちるグレードでは無いが岩が脆いため慎重に登る。40m

6pその後凹角を登り10m進むとテラスに出たのでピッチを切る20m

 

尾根右側から草付きの斜面をコンテで150mほど登り赤岳の肩に出る。

主稜組を待たせているので急いで赤岳山頂を目指し山頂で少し休憩を取り、文三郎尾根から下山を開始する。行者小屋で下山の支度をして1時間20分程で美濃戸口に到着。この日の行動を終えた。

 

 

 


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東京農業大学 常盤松会館本館3F 農友会山岳部